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執筆者の写真Himawari

Tsugumi 紡 はじめます









田舎のヤンキーだったお兄ちゃんや、ギャルモデルをしていたお姉ちゃんに憧れて。

元々薄かった眉毛を更に薄くした。髪の毛も明るくなんかしちゃった中一の初夏。


カラコンをつけて、つけまつげも買っちゃってさ。

AVIRA PINKの服をお年玉で買う。ノベルティのトート持ってた先輩がいけてたのよ。


Pink Latteを着ていた小学生とはもう違う。

だって俺らはもう中学生だ!


当時、家族が寝静まる頃。毛布の中に枕をたくさん敷いた。そして両親にバレないよう、静かに窓から抜け出しては、友達や先輩の家に集まるのが楽しみだった。そうして早朝に帰宅。朝何食わぬ顔で朝食を食べて学校の準備。


学校から家は徒歩1分。しかしギリギリ族の私はしっかりと八時半ギリギリに登校する。

そうすると、ギリギリですよーという合図の音楽が校内に流れ、

同時に校門前で『走れ、急げー!』と叫ぶ先生の声が聞こえる。


急かされると、言うことを聞きたくなくなる甘ったれた性格だったので、ある日から

急ぐことをやめた。30分ほどマンションの下の公園で叫んでいる先生がいなくなるまで、待つともなく、待つ。


そしてのんびり登校。

なぜか八時半ギリギリ登校は怒られるのに、

一時間目が始まる前に登校すると、来たから偉い。と言う謎の甘やかしが発生する。

味を占めた私は毎日そんなことを繰り返していた。


そんなずる賢く調子に乗った13歳だった。しかし、周囲がタバコを吸っているのをみながら心の中では「ヤンキーが終わって真面目に戻ったとき。クセになってまだ吸っていたら後悔しそうだからやめておこう」なんてことを心の中で冷静に考えている時点で、厨二病止まりなのは明白だった。


そんな中、中学初めての夏休みがはじまる。調子に乗ったって、夏休みの宿題で唯一ワクワクで一番最初に終わらせていたのは読書感想文だった。自由研究でもわたしは本を書いた。


運動神経も悪くて勉強もできない。なんの一番にもなれなかったわたしが唯一、昔から先生に褒められてきたこと。それは、書くことだった。


あれから12年経った。素直な気持ちを書くことや考えること、

今でもすきだなとおもいます。

仕事とかそういうのは関係なくもっと自由にね、自由研究ですよ。


大人になった今でもそんなことがあるのは、幸せなことだなと思います。気がつくと同じすきを共有する友だちも増えて、すきなはなしを一緒にする。そうして居場所が増えるのはとてもうれしいことです。


どうなりたいとかはありません。

ただ、すきなのです😍


というわけで、25歳の夏、紡、始めました。

自由研究です。時々読んでください♡


という、前置きの長いゆるゆるのごあいさつでした。





Text Himawari

@hmwr3112


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